Windows Server 2025 DNSサーバのインストール

内部向けに名前解決ができるよう、DNSサーバをインストールします。

DNSサーバを構築するメリット

1.名前解決の安定性・高速化

  • 社内や自宅のクライアントがインターネットや社内サーバへアクセスする際、名前解決を外部DNSに依存せずローカルでキャッシュできるため、応答が速くなる。
  • 外部DNSが一時的に不安定でも、キャッシュやローカルゾーンによってサービス継続が可能。

2.内部ネットワーク専用の名前空間管理

  • 内部専用のホスト名やサービス名(例:fileserver.local、printer.office.example.com)を外部公開せずに管理できる。
  • 内部だけのゾーンを作ることで、セキュリティや運用の自由度が上がる。

3.Active Directoryとの統合

  • AD環境ではDNSが必須(ドメインコントローラーの名前解決やSRVレコード登録に使われる)。
  • WindowsのDNSサーバはADと統合され、ゾーン情報をActive Directoryデータベースに保存できるため、マルチDC構成で自動的に複製・同期される。

4.管理のしやすさ

  • WindowsのDNSマネージャ(GUI)でゾーン・レコードを簡単に編集できる。
  • PowerShellでも自動化やスクリプトによる一括変更が可能。
  • イベントビューアやパフォーマンスモニタでログ監視も容易。

5.ポリシーやフィルタリングの設定

  • 内部向けと外部向けで異なるレコードを返す「スプリットDNS」が可能。
  • 不要な外部ドメインを名前解決させないフィルタ(ブラックホールDNS)として運用可能。
  • 条件付きフォワーダで特定のドメインだけ別のDNSサーバに解決を委任できる。

6.外部依存の削減

  • インターネット接続が落ちても、内部の名前解決は継続可能。
  • 社内サービスの停止リスクを下げられる。

DNSサーバのインストール

[Win]+[R]キーを同時に押下して「ファイル名を指定して実行」の画面で、名前のテキスト欄に「servermanager.exe」を入力し、[OK]ボタンを左クリックします。

サーバーマネージャーの「管理」-「役割と機能の追加」を左クリックします。

[次へ]ボタンを左クリックします。

「役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選択し、[次へ]ボタンを左クリックします。

「サーバー プールからサーバーを選択」を選択し、サーバー プール内に自サーバが選択されている状態で、[次へ]ボタンを左クリックします。

「役割」の中にある「DNS サーバー」を左クリックします。

「管理ツールを含める (存在する場合)」にチェックを入れ、[機能の追加]ボタンを左クリックします。

「DNS サーバー」にチェックがされていることを確認し、[次へ]ボタンを左クリックします。

[次へ]ボタンを左クリックします。

[次へ]ボタンを左クリックします。

[インストール]ボタンを左クリックします。

インストールがされます。

[閉じる]ボタンを左クリックします。

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