Oracle Linux 8をインストールする手順です。
Oracle Linux 8.8のインストール
メディアからのブート
メディアからブートをすると、メニューが表示されるので、カーソルキーで「Install Oracle Linux 8.8.0」を選択して、[Enter]キーを押下します。
インストール言語の選択
インストール時に使用する言語は「日本語」を選択して[次へ]ボタンを押下します。
時刻と日付の設定
「地域設定」-「時刻と日付」を選択して[Enter]キーを押下します。
「地域:アジア」「都市:東京」をプルダウンメニューから選択して、[完了]ボタンを押下します。
インストール先の設定
「システム」-「インストール先」を選択して[Enter]キーを押下します。
「ローカル標準ディスク」でインストール先のディスクにチェックがあることを確認して、「ストレージの設定」-「●カスタム」を選択し、[完了]ボタンを押下します。
左側にある[+]ボタンを押下します。
「マウントポイント:/boot」「要求される容量:1024」を設定し、[マウントポイントの追加]ボタンを押下します。
左側にある[+]ボタンを押下します。
「マウントポイント:/boot/efi」「要求される容量:640」を設定し、[マウントポイントの追加]ボタンを押下します。
左側にある[+]ボタンを押下します。
「マウントポイント:/」「要求される容量:20480」を設定し、[マウントポイントの追加]ボタンを押下します。
「ボリュームグループ」にある[変更]ボタンを押下します。
「名前:rootvg」「サイズポリシー:できるだけ大きく」を設定し、[保存]ボタンを押下します。
「名前:rootlv」を設定し、[設定の更新]ボタンを押下します。
左側にある[+]ボタンを押下します。
「マウントポイント:/var」「要求される容量:8192」を設定し、[マウントポイントの追加]ボタンを押下します。
「名前:varlv」を設定し、[設定の更新]ボタンを押下します。
左側にある[+]ボタンを押下します。
「マウントポイント:swap」「要求される容量:4096」を設定し、[マウントポイントの追加]ボタンを押下します。
「名前:swaplv」を設定し、[設定の更新]ボタンを押下します。
左側にある[+]ボタンを押下します。
「マウントポイント:/tmp」「要求される容量:1024」を設定し、[マウントポイントの追加]ボタンを押下します。
この例では、「1024」を指定していますが、最低でも「2048」を指定してください。
「名前:tmplv」を設定し、[設定の更新]ボタンを押下します。
左側にある[+]ボタンを押下します。
「マウントポイント:/home」「要求される容量:512」を設定し、[マウントポイントの追加]ボタンを押下します。
「名前:homelv」を設定し、[設定の更新]ボタンを押下します。
左側にある[+]ボタンを押下します。
「マウントポイント:/work」「要求される容量:4096」を設定し、[マウントポイントの追加]ボタンを押下します。
「名前:worklv」を設定し、[設定の更新]ボタンを押下します。
[完了]ボタンを押下します。
[変更を許可する]ボタンを押下します。
rootのパスワード設定
「ユーザーの設定」-「root パスワード」を選択して、[Enter]キーを押下します。
root のパスワードを設定して、[完了]ボタンを押下します。
ユーザーの作成
「ユーザーの設定」-「ユーザーの作成」を選択して、[Enter]キーを押下します。
普段利用のユーザーを作成して、そのパスワードを設定し、[高度]ボタンを押下します。
ここでは、oracleユーザーは作成せず、OracleDBをインストールする時に作成します。
ユーザーIDとグループIDを設定し、sudoコマンドが利用できるように、「wheel」グループに属させて、[変更を保存]ボタンを押下します。
なお、ユーザーIDは、RHELでは5000以降が推奨されています。
[完了]ボタンを押下します。
[インストールの開始]ボタンを押下します。
インストールされていきます。
[システムの再起動]ボタンを押下します。
ライセンス同意
システムが再起動されると、ライセンスに同意する必要があるので、「ライセンス情報」を選択して、[Enter]キーを押下します。
「ライセンス契約に同意します。」にチェックをいれて、[完了]ボタンを押下します。
「設定の完了」ボタンを押下します。
システムへのログイン
作成したユーザー「takam」でログインします。
パスワードを入力して[サインイン]ボタンを押下します。
「日本語」がチェックされていることを確認して[次へ]ボタンを押下します。
「日本語(かな漢字)」がチェックされていることを確認して[次へ]ボタンを押下します。
サーバー用途なので、「位置情報サービス」はオフにして[次へ]ボタンを押下します。
GNOMEに関するヘルプが出てきますが、右上の[X]ボタンを押下します。
※ 時間がある人は一読してもよいでしょう。
インストールの完了
これで、インストールとセットアップは完了です。
ディスクレイアウトの状態
一連のインストールの手順で下記のような、ディスクレイアウトになっています。
$ lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 60G 0 disk
|-sda1 8:1 0 640M 0 part /boot/efi
|-sda2 8:2 0 1G 0 part /boot
`-sda3 8:3 0 58.4G 0 part
|-rootvg-rootlv 252:0 0 20G 0 lvm /
|-rootvg-swaplv 252:1 0 4G 0 lvm [SWAP]
|-rootvg-worklv 252:2 0 4G 0 lvm /work
|-rootvg-homelv 252:3 0 512M 0 lvm /home
|-rootvg-tmplv 252:4 0 1G 0 lvm /tmp
`-rootvg-varlv 252:5 0 8G 0 lvm /var
sr0 11:0 1 1024M 0 rom
$ df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
devtmpfs 1.8G 0 1.8G 0% /dev
tmpfs 1.8G 0 1.8G 0% /dev/shm
tmpfs 1.8G 9.3M 1.8G 1% /run
tmpfs 1.8G 0 1.8G 0% /sys/fs/cgroup
/dev/mapper/rootvg-rootlv 20G 4.9G 16G 25% /
/dev/mapper/rootvg-varlv 8.0G 360M 7.7G 5% /var
/dev/mapper/rootvg-worklv 4.0G 61M 4.0G 2% /work
/dev/mapper/rootvg-homelv 507M 41M 467M 8% /home
/dev/sda2 1014M 338M 677M 34% /boot
/dev/mapper/rootvg-tmplv 1014M 40M 975M 4% /tmp
/dev/sda1 639M 5.1M 634M 1% /boot/efi
tmpfs 361M 20K 361M 1% /run/user/5000
ネットワークの設定
ネットワークの設定をしていませんでしたので、ネットワークの設定を行います。
$ nmcli connection show
NAME UUID TYPE DEVICE
virbr0 89537442-64df-4f18-bf3c-4cf29279a77a bridge virbr0
enp0s3 3bf07a61-cce8-480c-8790-fecfb7b3f680 ethernet --
$ sudo nmcli connection modify enp0s3 ipv4.method manual \
> ipv4.address "192.168.1.201/24" ipv4.dns "192.168.1.1" ipv4.gateway "192.168.1.1" ・・・ ネットワーク設定
$ sudo nmcli connection up enp0s3 ・・・ NICの起動
Connection successfully activated (D-Bus active path: /org/freedesktop/NetworkManager/ActiveConnection/4)
$ nmcli connection show
NAME UUID TYPE DEVICE
enp0s3 3bf07a61-cce8-480c-8790-fecfb7b3f680 ethernet enp0s3
virbr0 89537442-64df-4f18-bf3c-4cf29279a77a bridge virbr0
$ sudo nmcli connection modify enp0s3 connection.autoconnect yes